ドローン赤外線外壁調査とは、赤外線カメラを搭載したドローンで劣化を検出する国交省も認めている調査法です。
足場やゴンドラ等の仮設工事を行わず外壁の調査ができるため、”調査”と”補修”を分離できます。これによりコスト削減に貢献したり大規模修繕の予算把握がより正確になります。
調査対象の劣化現象
従来の地上赤外線法の調査できる劣化現象は、浮きと水分滞留のみでしたが、ドローンは可視光カメラで外壁に接近して撮影できるため細かいクラックも撮影可能です。
ドローン赤外線調査で検出できる劣化現象一覧 〉
ドローン赤外線外壁調査のメリット
01
調査コストの削減
ドローンによる赤外線調査は足場を組んでの打診と比べ約14分の1、ゴンドラに比べ約4分の1以下の金額で調査が可能です。※「外壁診断費用に関する調査」の外壁調査会社19社のアンケート結果をもとに算出。
02
劣化がない場合調査費のみ
従来の方法は、仮設工事を行うため調査自体が高額になり、補修を同時に行うのが一般的でした。ドローンによる赤外線調査は調査結果を確認してから足場を組むか組まないか選択できます。
03
劣化箇所の数量把握
工事の追加費用が発生しやすい浮きやクラックの劣化数量を事前に算出できるため、実数清算がより正確になります。また、剥落リスクが高い箇所のみの修繕でコストを最低限に補修が可能になります。
従来の方法との比較
調査法 | 精度 | コスト | 調査期間 | |
---|---|---|---|---|
ドローン×赤外線 | 赤外線に加えてクラックの調査も同時にできる 高さに制限がないため高層建築物ほどコストパフォーマンスがよい 調査員によって精度に差がでやすい | |||
地上赤外線法 | 1人で調査できるため低価格 地上から撮影するため高い建物は調査が難しい クラック等の目視調査は別途必要 | |||
足場×打診 | 短い打診棒で耳を近づけられるため精度が高い 補修にもっとも適している 打診の効率が最も良い | |||
ゴンドラ×打診 | ゴンドラの設置費用が必要なため高額 風が強い日は作業ができない 足場よりも低額で打診と目視ができる | |||
ロープ×打診 | ドローンや赤外線法と組み合わせて調査できる ピンポイントで補修も可能 調査精度や補修は足場に劣る |
12条点検にご活用ください
10年に1度の外壁点検に
特定建築物の所有者は、改修から10年に1度、外壁の全面打診等を行う義務があります。この全面打診等には、ドローンによる赤外線調査(一部打診の併用)も認められています。
国交省に認められる調査法
国交省に認められる調査法
令和4年1月18日より、建築基準法が改定され定期報告における10年に一度の全面打診の調査法の一つとして、ドローンによる赤外線法が正式に認められました。
「一定の実施要領に則れば、赤外線装置を搭載した無人航空機による調査によりテストハンマーと同等以上の精度で浮きを検出されることが可能であることが判明したため、打診以外の調査方法として、無人航空機による赤外線調査を明確化することとした。」
出典:建築基準法施行規則の一部を改正する省令などの施工について「技術的助言」
サービスのポイント
ポイントその1
安全対策
安全対策
ドローン業界は未登録の機体の飛行や、飛行許可なしでの飛行など違反が多い業界です。当社では、ドローンの国家資格「無人航空機技能証明」取得者が飛行業務を担当します。万が一の事故に備えて三井住友海上のドローン賠償責任保険の最高額10億円に加入済み。お客様と操縦士が安心できる環境を準備しています。
ポイントその2
診断精度向上
当社は公的資格の「赤外線建物診断技能師」が調査を担当。ガイドラインに基づき、赤外線+一部打診の2重チェックを行います。さらに昼と夜の赤外線画像を比較して解析する二時刻間分析などの特殊手法を積極的に取り入れて調査精度の向上を目指しています。
ポイントその2
診断精度向上
当社では、公的資格の「赤外線建物診断技能師」が調査を担当。ガイドラインに基づき、赤外線+一部打診の2重チェックを行います。さらに昼と夜の赤外線画像を比較して解析する二時刻間分析などの特殊手法を積極的に取り入れて調査精度の向上を目指しています。
ポイントその3
ドローン×ロープ
ドローン×ロープ
ドローンで調査が難しい壁面は、協力会社によるロープアクセスでの打診調査を導入し調査を実施します。また、修繕をご希望の際は、ロープと足場の両方で見積もりを取り選択可能。仮設工事なしで補修作業ができるので、剥落リスクが高い箇所のみのピンポイント補修にも対応できます。
報告書サンプルのダウンロード
ドローンメイトでは、現地調査から最短1週間で報告書を提出します。報告書の内容は以下の通りです。
- 補修の緊急性と該当箇所
- 劣化ごとの数量一覧
- 各面の劣化分布図
- 各部位ごとの劣化画像
赤外線担当者の資格
赤外線法は、撮影・解析ともに専門的な知識が必要です。国交省のガイドラインに従い、ドローンの国家資格と赤外線建物診断技能師の資格取得者が調査を担当します。
赤外線法は、撮影・解析ともに専門的な知識が必要です。国交省のガイドラインに従い、ドローンの国家資格と赤外線建物診断技能師の資格取得者が調査を担当します。
安全についての取組み
01 国家資格者による操縦
一定の操縦スキルと法知識をもつドローンの国家資格保有者が操縦します。飛行許可を取得し法律を遵守してフライトします。
02 法律遵守
航空法に基づき国土交通省関係機関の飛行許可を取得してドローンを飛行させます。点検・飛行日誌の記入も実施します。
03 ドローン保険加入済み
万が一の事故やトラブルにそなえて三井住友海上「DJI賠償責任保険」上限額10億円の保険に加入しています。
調査機体
DJI MATRICE30T
- 6方向の障害物検知センサー
- ±3㎝のホバリング精度(RTK使用時)
- ズームカメラは4800万画素でクラックも鮮明に撮影
- 最大200倍ズーム(光学式ズーム5倍~16倍)
- 赤外線画像解像度640×512ピクセル
- 温度分解能0.05℃
- レーザー距離計搭載
ドローン赤外線調査の料金
調査面積1㎡あたり280円(税別)
※調査面積によって単価は前後します。概算お見積を無料で作成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
調査面積1㎡あたり
280円(税別)
※調査面積によって単価は前後します。概算お見積を無料で作成いたしますので、お気軽にお見積りください。
01
RC造7階建(27戸)
調査面積 | 1,659㎡ | |
調査詳細 | ドローン赤外線+地上打診 劣化面積・タイル数量計算 | |
調査日数 | 1日(事前調査1日) | |
費用 | 536,640円 |
02
SRC造12階建(44戸)
調査面積 | 3,563㎡ | |
調査詳細 | ドローン赤外線+地上打診 | |
調査日数 | 3日(事前調査1日) | |
費用 | 757,200円 |
03
RC造10階建(53戸)
調査面積 | 3,148㎡ | |
調査詳細 | ドローン赤外線+地上打診 劣化面積・タイル数量計算 | |
調査日数 | 2日(事前調査1日) | |
費用 | 941,840円 |
調査の流れ
STEP
1
STEP
2
打ち合わせ
打ち合わせ
お見積書で工程数や価格にご納得いただけましたら、事前調査の日程等打ち合わせを行います。気になる点等ございましたら、お気軽にご質問ください。
STEP
3
現地調査~報告書の提出
現地調査~報告書の提出
ドローンで現地調査を行い、1週間~1ヶ月後に報告書を作成後に納品いたします。
ドローン赤外線調査のQ&A
Q ベランダの内側にドローンが入って撮影しますか?
ベランダ内にドローンが侵入することはありません。調査対象の外壁から5m~15m離れた距離で撮影しますのでご安心ください。
Q 部屋の中の映り込みが心配です。
事前に住居者の方にカーテンを閉めていただくようにチラシを配布してご案内しています。もし、映り込みがあった際にはプライバシーを守るためモザイク処理を施します。
Q 赤外線調査は打診調査よりも精度が低いのですか?
国交省はドローンによる赤外線外壁調査を「一定の要領に則れば一級建築士による打診と同等以上の精度」と位置付けています。
当社では、赤外線建物診断技能師がガイドラインに基づいた調査を行い、赤外線カメラによる調査に加えて手の届く範囲を打診でチェックいたします。
Q ドローンは危なくありませんか?
当社はドローンの国家資格取得者が十分な安全対策を取ったうえで調査を実施し、突然の機体の異常など、万が一の事故に備えて10億円上限のドローン保険に加入しています。
ドローンを安全に飛ばす対策と保険加入により、お客様と操縦士が安心した状態で調査できる環境と整えています。
Q 立面図や平面図を紛失しているのですが、調査は可能ですか?
立面図や平面図を紛失している場合でも調査可能です。定期報告のご依頼の際は、建築士が平面図等を作成してから調査を行いますので、お気軽にお問い合わせください。
- ベランダの内側にドローンが入って撮影しますか?
-
ベランダ内にドローンが侵入することはありません。調査対象の外壁から5m~15m離れた距離で撮影しますのでご安心ください。
- 部屋の中の映り込みが心配です。
-
当社では、事前に住居者の方へしカーテンを閉めていただくようにチラシを配布してご案内しています。もし、映り込みがあった際にはプライバシーを守るためモザイク処理を施します。
- 赤外線調査は打診調査よりも精度が低いのですか?
-
国交省はドローンによる赤外線外壁調査を「一定の要領に則れば一級建築士による打診と同等以上の精度」と位置付けています。
当社では、赤外線建物診断技能師がガイドラインに基づいた調査を行い、赤外線カメラによる調査に加えて手の届く範囲を打診でチェックいたします。
- ドローンは危なくありませんか?
-
当社はドローンの国家資格取得者が十分な安全対策を取ったうえで調査を実施し、突然の機体の異常など、万が一の事故に備えて10億円上限のドローン保険に加入しています。
ドローンを安全に飛ばす対策と保険加入により、お客様と操縦士が安心した状態で調査できる環境と整えています。
- 立面図や平面図を紛失しているのですが、調査は可能ですか?
-
立面図や平面図を紛失している場合でも調査可能です。定期報告のご依頼の際は、建築士が平面図等を作成してから調査を行いますので、お気軽にお問い合わせください。